ただの夜更かしもできないね 部屋のすみにきみがいては でもにぎりしめた物語ではかたりあうことができない 明日にまたのぞみをかけて はやくねむろう #
by tnkngch
| 2007-10-04 00:58
片手で足りるだけの物語と一生を
ただひとつの本を胸に抱えて、その間には他の命題を迎えず また時がくれば進んで手に取るから 傾聴す 目を凝らす そして楽しければ笑うから なのでそれをあなたやあなたは見逃さずにいてください 音楽は存在として身のまわりに感じています イメージはいつでもあたまの中に居ます 畳の部屋で布団に包まれる午後でも 映画を見ているようなので 私の口は ついているだけで素敵です 鳥のお話を片手に、いつか海のお話と見つめあうころまで お城のお話とはまたきっと出会うでしょう あなたやあなたは私の口の瑞々しいのを 見逃さずにいてください #
by tnkngch
| 2007-01-12 04:14
まるでばかみたいなことをしたい
いやゆるぎないことをつかみたい でもなにもかもにしらんかおしたい 昨日とはてんでちがうのさ アメリカを夢見てる 結果を聞かないで旅に出ればいいや 惜しむ言葉をほのめかしたいあの人をえらべないし ただ哀願の顔で一度振り返ってもいいなら 四角い宇宙、手を伸ばせばすぐに端をつかむんだぜ しれてる、しれてるんだよなあ じゃあ誰か、手を引いてくれればいいのに 今はべつに右手も左手もあいてるんだよなあ そう思うよ 恋人を夢見てる 車はいらないけど旅路と海辺がほしいのさ そう思うよ #
by tnkngch
| 2006-11-28 02:14
泉が白紙を埋め
太陽はただねたましいきみだった そのころ、いや、いまもかわらず ああ、かなたを夢に見て、ただ哀願の業をかおにたたえ 待つ それしか知らなかったんだろうけど 雨もはばからず呼び 何かを私はそこに聞いたんだろうけど 何かに私はまだ臆し、つまらない夜を過ごしてしまった こんなに大きくなっても。 まだ足りないー な。 あああ、明日を飾る想像力で、この今日をまたげーーーーー ふう。 #
by tnkngch
| 2006-11-20 04:01
季節の移るそのときに
あまり気をとられなくなったよに思った、いま もうちょっとしたらこれみよがしにたくさんならぶ うかれた店先のポインセチアのはちをひとつかっぱらっても 誰も怒りやしないよ 俺たちの食卓を飾れば きっと赤色もなおきれいだろうね センチメンタルな夕べはもうあまりこなくなった だから刺すような寒さにも自然と あたりまえにジャケツを重ねてそぞろ過ごすんだろう ならわざとにでもひとりきりになって 風の冷たくなる前から襟を立て待ち構えていた ほんの少し昨日のことを 思い出してみようかな、触ってみるそのころを 昼間に踏んづけた花を布団の中で咲かせる夢を あああ、いらない気を起こしてしまったものだね #
by tnkngch
| 2006-11-19 02:38
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